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堀江貴文 3つの習慣

先日目にした読み物に、堀江貴文氏の著書についての記事が掲載されていました。
その中に歯の予防・デンタルケアについての話がありましたので、今回は一部抜粋し、紹介させていただきます。

歯の痛みは人間の知覚する痛みのなかでは最強だと言われる。それはなぜか。歯周病の悪化によって引き起こされるデメリットはとても多く、ときに命に関わるほど深刻だから、強烈な痛みのサインを出しているのだと考えられる。尋常(じんじょう)ではない痛みは、もっと体の環境に気をつけろ! という自身からの警告だ。歯周病予防はヘルスマネジメントの基本である。ぼくは若いときからデンタルケアを心がけている。きっかけは二十代のころ、歯根囊胞(しこんのうほう)になってしまったことだ。虫歯の放置が原因だった。いい加減な歯磨きのせいで口腔内の状態も悪く、歯医者の先生にひどく𠮟(しか)られてしまった。抜歯(ばっし)して、やむなくインプラントに替えた。飲食や日常生活に問題はないが、定期的なメンテナンスが必要になる。いちど失った永久歯は再生不可能だ。自前の歯をなくすまえにちゃんとケアをしておけばよかったと後悔した。以来、ぼくは朝夜のデンタルフロスとブラッシング、それに三か月に1回は歯医者でクリーニングをして、歯周病予防に努めている。
アメリカでは「フロスorダイ(Die =死)」という表現がある。デンタルケアは、死を遠ざけるくらい大事なのだという常識が浸透しているのだ。だから子どものころから、食事が終わるとデンタルフロスやマウスウォッシュでケアする習慣が徹底して身についている。デンタルケア先進国のスウェーデンやフィンランドでは数か月に1度、全国民が無料で歯石除去を受けられる。義務的な制度ではないが、もしケアを怠おこたって虫歯になったら、治療費は全額自己負担だ。治療費は大変な高額なので、国民全員がデンタルケアに余念がない。ドイツでは歯科に定期的に通ってクリーニングをしないひとには、歯科治療の保険が適用されないという。そうやって各国が政策レベルで歯周病予防を促すのは、国の医療費を抑制する目的もある。歯周病患者はどの国も年齢や性別を問わず多い。歯周病予防の啓発により、医療費は大幅に節約される。こうした制度はぜひ日本でも取り入れてほしい。歯周病菌は、歯周ポケットに潜りこみ、ケアを少し怠るとたちまち繁殖する。そして病菌は毛細血管から体内に侵入して、頭痛、免疫不全、内臓や関節の炎症など、さまざまな疾患をもたらす。ある専門機関の研究によると、脳内で動脈瘤(どうみゃくりゅう)破裂を起こした患者の患部から歯周病菌が見つかったという。疾患の直接的な原因かどうかは不明だが、歯周病菌はときに脳にまで到達するということだ。またべつの研究では、心疾患で死亡した五千人の遺体の心臓を解剖したところ、九十%以上の遺体から口腔内細菌が見つかったとされる。心筋梗塞を起こした遺体の冠動脈内の血栓からも、歯周病菌が発見されたという。歯周病を放置すると、脳卒中(のうそっちゅう)や心不全に至るのである。
日本人の多くは、デンタルケアに対する意識がことのほか低い。「フロスは面倒くさい」「歯医者にクリーニングに行く時間がない」というひとは少なくないだろうし、なかには「虫歯は痛み止めで我慢する」なんてひともいる。デンタルケアの怠慢による健康被害はとても大きい。繰り返すが命を奪いかねないのだ。入念な歯磨き、そして定期的な歯科通院は、寿命管理だと考えて励行しよう。加えて口臭ケアと、歯並びを揃える意識も、もっと浸透してほしいと思う。口の臭いひとははっきり言って迷惑だ。ビジネスチャンスも逃すだろう。また糖尿病や胃炎といった疾患の可能性も考えられる。口臭チェックもしっかりやろう。日本人には歯並びの悪いひとが多い。海外だとそれは「ヘルスリテラシーの低いひと」と見なされる。歯のトラブルは、だれでも気をつければ対処できる。さまざまな機会喪失のリスクは減らしていこう。
『最大化の超習慣 「堀江式」完全無欠の仕事術』堀江貴文 著 徳間書店より一部抜粋

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